「東日本大震災」、未曾有の大災害が２０１１年に

起りました。大きな揺れと津波、原発の故障で沢山の

大切な命が失われました。

その時僕は東京に居ましたが、トラウマになるほどの

衝撃を感じたのを今もハッキリ覚えています。

震災後すぐに、現地に行って人の為に動きたいと

思い、あるルートを使って緊急車両許可証を

手に入れ南三陸町に入りました。

ここで、文字として書く事も憚れるくらい

悲惨な状況を目の当たりにし、自分の力のなさに

心底落ち込みました。それと同時に「怒り」が

爆発しました。

今まで、共感してくれていた、熱く語った

経営者の友人たちの殆どが海外や関西に

逃げたからです。もちろん、彼らが悪とは

言いません。それぞれにそれぞれの人生が

あり、自衛手段としてその行動を取ったのは

明白だからです。でも、でも、僕はそんな

人間になりたくなかった。シンプルに

「かっこわるい」と思った。

幼少期に外国人から聞いた日本人のかっこよさは

もうないんだと思った。

世界が平和になればいい。

戦争なんてよくない。

人を幸せにしたい。

この言葉を言う人が世の中にどれだけいるのか。

セミナー講師や、学校の先生、経営者、

いろいろな人が言っているのを聞いた事がある。

でも、実際に行動している人はどのくらい

いるんだろう。甚だ疑問だ。

だから、被災地から東京に帰ってすぐ

言葉だけではなく、行動も一緒にできる

本当に信頼できる仲間を作ろうと

「CRYINGTIGER」という組織を

作りました。これが、CRYINGTIGER創設

の理由です。僕らは自らの弱さと戦う集団。