「支え」

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正しいとはなんなのか

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【幸せな家庭

僕には幼い頃からの大親友がいる。

最高に面白くて、最高にかっこいい

最高の人間だ。最近はあまり

会えていないが、それでも

僕の心に彼は常に存在し、

僕の心の支えになっている。

そんな彼とのエピソード

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

彼は若くして結婚した。

今でいうところの授かり婚。

彼は前述した通り最高の男

なので、とにかくモテる。

どこにいっても輪の中心に

いて、男女ともに彼が好きだ。

そして、彼は女好きだ。

仕事もバリバリこなす彼は

手当たり次第女性に手を出す。

彼がすごいところはそれでいて

問題にもならないところ。

でも、僕はそんな彼の一面が

あまり好きじゃなかった。

僕の「かっこいい」の定義に

女遊びが入っていないから。

嫁と子供がいて、家庭があるなら

それを全力で愛し、守るの

男だと思っていたから。

20代前半くらいの時は

しょうがないと思った。

まだ、若いしね。でも

30歳手前になったとき、

まだ彼は精力的に遊んでいたので

僕は彼を呼び出し、

こう言った。

「遊びはやめて家庭を守ったらどう?

幸せな家庭を作れよ」って。

でも、次の彼の一言で僕は

フリーズした。

「お前は幸せな家庭で育てられたから

そういう幸せな家庭がいいと

思ってるんだろ?俺はお前が言う

幸せな家庭って世界が息苦しいんだ。」と。

 

何も言えなかった。

申し訳ないと思った。

20年以上一緒にいて、

そんなことにも気付いて

やれなかったんだって。

幸せを一方的に押し付けて

しまっていたんだって。

でも、幸せになってほしいし、

彼の家族も幸せになってほしい。

温かい家庭が正解なんじゃないかって

僕は思うけど、どうなんだろう。

どうすればいいんだ?

答えはまだ出ていない。

でも、何かしらの形で

僕は彼の「支え」になりたいんだ。

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【友人】

僕の友人で、幼い頃に

友人に裏切られたって

奴がいる。色々あって

手のひらを返されたらしい。

なんて、辛いんだろう。

思わず泣いてしまうところ

だった。

その体験を引きずって

人を信用できなくなってるんだね。

もしかしたら、自分自身すら

信用できなくなってしまった

のではないかと思ってしまった。

辛い。

友人に恵まれてきた僕に

彼にかけてあげられる言葉が

ないことが辛い。

「もう一度信じることだよ」

なんて、自分で言っても陳腐に

感じる。

どうすれば彼を支えられるのだろう。

今僕ができることは彼に

何があってもそばにいて

やれることだけなのかも知れない。

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「支え」

僕にだって、色々辛いことは

ある。裏切られたことだってあるし、

騙されたこともある。

でも、なんとなくだけど、

僕は平気。

家族や友人がいるだけで

ただなんとなく平気。

仕事やお金を全て失っても

ただなんとなく平気。

なんとかなりそうな気がする。

それは、彼らがいてくれるから。

だから、僕は「支える側」に

まわる。

微々たるものかもしれないけど、

全力で支えるんだ。

時にはやさしく

時にはきびしく

それが正しいのかも今は

わからない。本当にその人の

支えになっているのかも

わからない。誰も評価して

くれなかったとしても

ただなんとなく支えに

なりたいんだ。

そんな人が集まったら

きっと大きな「支え」に

なって少なくとも世界は

ほんの少しだけ幸せになるんじゃないか

と本気で思う。

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