「船」

---

ハーバードの教授との会談

---

【幸せな時間

数年前に、ある著名な投資家の

F氏の紹介で、大ファンだった

ハーバード大学教授の

ケリーマクゴニガルさんと

お話させて頂く機会が

ありました。彼女は容姿端麗で

頭が良く、それでいて

気さくな素敵な方でした。

お名前を知らない方でも

「白熱教室」の作者と

言えばおわかり頂ける

でしょうか?

そんな彼女との素敵な

時間の中で、面白い

「ねずみ一匹」のお話

が印象に残ったので

記したいと思います。

---

【ねずみ一匹】

彼女は組織を一艘の船と

比喩します。

一艘の船は目的地に向かって

ずんずんと真っ直ぐに

前進していきます。

船員達はそれぞれ

役割を与えられ、

それぞれの役割を

全うしようと精進します。

海が荒れれば、一致団結し

凪がくれば、甲板で

お酒を酌み交わします。

楽しく、ハラハラ

ワクワクのアドベンチャーです。

船員達はそれぞれの裁量で

自由を与えられ、

空いている時間で

音楽を奏でる者もいれば

お昼寝をする者

勉学に勤しむ者もいます。

しかし、そんな船の

底に一匹のねずみが

登場します。どこから

迷い込んだのか、いつから

いたのか、みんなが

知らない間にそのねずみは

ふな底をかじり始めます。

ふな底に小さな穴が空くと

そこから海水が少しずつ

流れ込んできます。

船員達が気付くころには

もう手遅れ。。。

その船は沈んでしまいました。

というお話でした。

船員達は会社で言えば

従業員。組織でいえば

メンバーです。自由に

意義をもってのびのび

やっていますが、

1人(ねずみ)のせいで

組織は簡単に崩壊してしまう

というお話です。

ここで面白いと思ったのが

そのねずみの処遇です。

世界ではきっとこのねずみは

捕まえられ処分されてしまう

でしょう。ですが、彼女は

ねずみを処分することに

意味はないと言います。

彼女の中の唯一の手段

それは、

「各自がねずみにならない」

と意識することだそうです。

一見当たり前のようですが

実際に組織に当てはめると

すごく難しいことだと

思います。

船員もねずみも自分の

「自由」を謳歌している

と思っているのだから。

自分の「自由」が組織に

とってどういう影響を

及ぼすのか。

そこを踏まえた上での

自由のみ、組織では

許される行為なのだそうです。

ねずみにならないように

注意したいですね。

---

「過去の記事を読む」

過去の記事を読み返したい方は、IDとPASSを使って下記サイトよりログインして下さい。

ID:noblesse      PASS:oblige

http://cryingtiger.jp/mailmagazines/

---

発行頻度

• 購読申し込み頂いてから1週間はCRYINGTIGERについて毎日1通お送りしその後不定期で「考え方」「在り方」などについて配信していこうと思います。

 

メルマガの内容

• CRYINGTIGERについてのあれこれ

• 経営者として大切な要素

CRYINGTIGERに関係する色々な経営者やメンバーにも

書いてもらおうと思います。