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先日、昔からお世話になっている
日本サッカー協会の海外遠征の
責任者の方と熱い話をしていて、
どの業界でも一緒なんだなと
思ったことがある。
彼のお陰でパリにあるうちの
お店をサッカー日本代表が
長い間使ってくれているので、
ゴールデンエイジがまだ
アンダー１８の頃から
知っているし、なでしこも
いつも連れてきてくれる。
先日もハリルが三度目の下見を
ご家族と来てくれて、今回も
うちに来てくれることが決定した。
うちのお店に来てくれた選手と
話すといつもその一流さを
勉強させてもらえるが、今回は
裏の話を聞けたのでシェアしたい
と思う。
まだ、中田ヒデや小野、稲本、高原
などが現役の頃、ゴールデンエイジと
呼ばれた選手達が代表をしていたこと、
まだ、海外のトッププロに日本人が
少なかったために、海外遠征は
いつも冷遇を受けていたらしい。
シャワーは冷たい真水がちょろちょろ
としかでないし、アフリカの遠征の
時は、食事といって生の人参を
渡されたこともあるという。でも、
選手達は下痢を我慢しながら、
なにも文句を言わず、笑いながら
プレイをしていたらしい。担当者は
彼らこそ、超一流だったと言う。
もちろん、今では環境が違い、
担当者の努力により、かなり改善された。
宿泊先に整備されたグラウンドが
ついていて、食事も日本からシェフを
同行させ、環境は整えられている。
しかし、今の代表選手からはクレームが
以前より多いらしい。しかも、その
クレームを言うのが控えの選手が
中心なんだとか。ベッドが寝辛いから
部屋を変えてくれだの、嫌いなものが
入っているから外食したいだの。
そうしてくれないといいパフォーマンス
が出ないとスタッフに愚痴をこぼす。
この話を聞いて、どの業種でも同じ
なんだなと思った。
二流はいつも環境のせいにして、
責任から逃げる。自分のことしか
考えていないから、スタッフが
どれだけ努力してこの環境を
整えたかに目がいくことはない。
やがて、そういう選手はスタッフから
嫌われ、代表から消えていく。
それでいて、消された後
クレーマーに変わっていくのだ。
「あの方針じゃ日本は負ける」
「俺の使い方をわかってない」
「◯◯監督なら自分を代表にしてくれる」
「あえて、代表をめざしていない」
「スタメンはスタッフにゴマをすっている」
こう言いはじめるのだ。
どれだけ能力があろうが、
スキルがあろうが、人間性のせいで
評価を受けない人は多い。
本当にもったいない。
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