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小学校6年生の時の担任だった大柳先生に
言われた言葉で生涯大切にしたいと思った言葉だ。
「権利を主張するならそれ相応の義務が発生する」
どんなことをして大柳先生にこれを言われたかは
忘れてしまったが(笑)会社を経営することになって
この言葉がどれほど大切かというのを身を持って
体験した。
組織にはルールがある。職域と権利だ。
役員になれば、それなりの予算を組む事が出来るし、
決定権を持つ事ができる。課長やチーフよりもちろん
大きいし、平社員とは比べ物にならない。そうやって
組織は守られる。しかし、このラインを超えようと
する者が多い。「会社の為を思って」と枕詞を
付けるが、自分の職域を守り、結果を出せない人間の
言う「会社の為を思って」ほど信用出来ない言葉はない。
こういう人間に限って、何かが抜けている事が多い。
組織の中の人材配置はなるべくしてなっているのだ。
仲良しだから重要ポストにつけるなんてことは
あり得ないし、特例なんていうのもあり得ない。
役員はできるから役員であるのだ。
逆に言えば、役員ができないのであれは、すぐにでも
役職を奪った方がいい。
組織と経営者は全体を守る為に存在するのであって、
組織は経営者個人も含め、ある個人の利益の為に
存在しているわけではない。
権利は主張して、それに必要な義務を果たすという
順番ではなく、義務を果たしていたら権利が与えられる
という順番なのだ。
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